沢山の方から激励や、感想、質問のお手紙やメールをいただきます。本来なら、そのお一つお一つにご返事をすべきだと思っています。しかし残念ながら、51歳の僕には、書き残して本にしたいテーマがいくつもあり、それを本という形にするには、充分な時間がありません。そこで、本当に失礼ではありますが、原則として、お手紙やメールはすべて読むように努力しますが、ご返事については、作品を生むことでそれに変えさせていただきたく思っています。
かつて、様々のご相談に応じていた折に、もっともっと多くの方の背中を押したり手を握ったりするには、作品を通してするしかないだろうという考えに至りました。そして生まれたのが『愛することと優しさについて』という詩集です。
その後に作った『こどものためにあいうえお』も、これから作る作品も、すべてそういう考えを具体化したものです。
「ひといき」という詩にも書きましたが、僕は、10年生きるつもりで計画を立てつつも、今年一年で何が出来るか、と考えて努力しています。もちろん、明日死ぬかも知れない、ということも頭の隅にはいつもあります。
繰り返しになりますが、僕が考えて、皆さんにお話できることは、ほとんどすべて作品に入っています。ぜひぜひ作品を通して僕と語っていただき、生き方のヒントを見つけてください。
最後になりましたが、読者の皆様に本当に感謝しております。皆様のお幸せと、すべての子どもの毎日の笑顔を願いつつこれからも努力し続けます。皆様お元気で。
2006.1.18
髙木いさお