僕は、大阪府枚方市に住む詩人の髙木いさおです。僕はすべての子どもが毎日笑顔で暮らせる社会になることを願って詩を書いています。でもそんな社会は大人が幸せでないと実現しないので、すべての子どもとすべての大人が幸せになることに役立つ詩を書こうと頑張っています。
ですから僕の詩は、自己の詩的感性の表現を大きな柱とするいわゆる現代詩ではなく、いじめ防止、自殺防止、児童虐待防止のための詩、ヒロシマやナガサキなどの反戦の詩、そのほか教育詩、人生詩、恋愛詩と呼ばれるものなどを簡明な表現で詩にしています。
現在のように子どもの笑顔のために詩を書きだしたのは一人息子が生まれた30年前からですが、そのずっと前から詩を書いていたので、都合56年以上も詩を書いてきました。
しかし、「詩はしょせん詩だ」と思っています。大きな力があるわけではありません。でも、迷ったり悲しんだりしている人の手を握ったり背中を撫でたりするほどの力はあると信じています。そしてそのような“詩が持つ優しさ”が人の心を温め、前進してみようと思わせるのだと考えています。
そんな僕はこの夏、いつものように8月6日を発行日にして10冊目の詩集を出版しました。『こどものためにあいうえお』〈改訂版〉です。この本は、写真詩集でもあるし写真絵本でもあります。小さな子どもがひらがなを覚えながら、人としての生き方も学べる本として書き始めたのですが、出来上がったら子どもだけでなく大人にも読んでいただきたい本になっていました。
そして3刷目を出す今回、改訂版として英訳文や漢字入りの一覧や詩を追加し、旧版を絶版としました。その結果、日本語を学ぼうとする世界中の子どもと大人にすごく役立つ本になっています。
もちろん、『こどものためにあいうえお』〈改訂版〉だけではなく、僕のすべての詩集を多くの方々に読んでいただきたいと思っています。でもそのためには、書店員の皆様のお力添えが必要なのです。
まず、お手元に注文用のフライヤーがありましたら裏面の詩をご一読ください。フライヤーが無ければ、ネットで「全詩リスト」という言葉で検索して、そこで公開されている約50編の詩をご一読ください。その上でご興味を持っていただけましたら、僕の詩の世界の入り口として『こどものためにあいうえお』〈改訂版〉を何冊か『地方・小出版流通センター』へご注文ください。そして目立つ所で面置きにしてください。きっと何人もの方が手に取って、パラパラと読んだあとで買ってくださると思います。
それを第一歩として、僕の詩集を揃えていただけたらと願っております。
繰り返しますが、僕の詩はすべての子どもと大人が毎日笑顔で暮らしていけるようになることを願って書かれています。そのことをぜひ書店員の皆様にご理解していただきたくてこの文章を書きました。
お忙しい中、長い文章を読んでいただきありがとうございました。
最後になりますが、書店員の皆様のご多幸とすべての書店様のご発展を心よりお祈りしております。