2025年2月

某日>僕は大の甘党です。洋菓子も和菓子も甘いものなら何でも食べますが、特に好きなのが粒あんです。最近は3日も粒あんを使ったものを食べないと、元気が出ないので困っています。ということで粒あん非常時用に冷凍太鼓焼きを冷蔵庫の冷凍室に常備するようにしています。
 2023年から、我が家では道子さんと二人で協力しながらテレビで観た『小幡式あんこ』を炊いています。和菓子屋さんから『あんこの神様』と頼られている小幡(おばた)氏のあんこの作り方は、2024年にはもっと進化して約1時間ほどで出来上がるようになったのです。
 2月にも道子さんと一緒に500gの小豆であんこを作りました。そして二人が大好きな『あんホイップパイ』や『あんトースト』で美味しくいただきました。
某日>皆さんはどんな夢を見ておられるのか知りませんが、僕は家族や元家族、そして友人知人など身近な人が出てくる夢をよく見ます。多い日は3つほどの夢を見ます。夜中に何度もトイレへ行くことがあり、その回数の夢を見たりすることがあるのです。
 先日も、今年85歳になる友人の元気そうな夢を見て、「こんな夢見たよ!」と電話しました。その日には、今年76歳になる和歌山のねえさん(と呼んでいる昔からの友人)にも「若いねえさんが夢に出てきて、すごく可愛いからびっくりしたよ!」と電話しました。2人にはすごく喜んでもらえました。

某日>用事で伏見区の親戚の家へ行くので、手土産にパウンドケーキを焼きました。僕が33年ほど前から時々焼いている直径約16.5cmの丸いパウンドケーキです。2、3歳だった一人息子に安全なものを食べさせたくて作り始めたのでしたが、一時は隣駅にあった喫茶店へ毎週4ホール卸売りしていました。

 昔作り始めた頃は、確か岐阜県にあった吉良屋(漢字ははっきり覚えていません)さんの薄力粉を京都の明治屋さんで購入して使用していました。その薄力粉で作ったパウンドケーキは最高の美味しさでした。しかしいつだったかに、廃業されたということで買えなくなってしまったのでした。それからは適当に買った薄力粉で作っていました。

 で、今回の手土産には生協で購入した北海道産の薄力粉を使用したのです。昨年もその親戚の誕生日に日清製粉の薄力粉バイオレットを使ったパウンドケーキを持参したのですが、今回は国産の薄力粉でケーキを焼きたいと思ったのでした。

 結果は残念ですが、国産の薄力粉よりもバイオレットの方が香りも味も上でした。(それにしても吉良屋の薄力粉は最高だったなあ。)

 

某日>写真について数年前から考えていることですが、写真コンテストだけではなく広告ポスターでも、デジタル加工をした写真は映画の映倫マークのようなマークを四隅のどこかに表示してほしいのです。写真コンテストなら必ずその表示のあるデジタル加工部門と、昔からの焼き込みや覆い焼きなどのアナログ加工まではOKの非デジタル加工部門に分けないと駄目だと思うのです。(既にそうなっていたらごめんなさい。)
 例えばデジタル加工された風景写真を見て、その場所へ行ったとしても絶対にその風景には出会えないのならやっぱり問題ありだと思います。
 今のデジタル加工技術を僕は正確に知ってはいないのですが、色彩だけでなく形を変えたり、有る物を消したり無い物を加えたりは簡単なことのようです。そんな作りものの写真は、やはり「作りものです」とマーク表示するべきだと思っています。
 そしてもう一点。僕は写真を撮りだして約50年になりますが、撮りたい被写体があってもその被写体の前に邪魔な物があり、カメラの位置や角度を変えても画面に邪魔物が入ってしまうときは写真を撮るのを諦めています。しかし、現在のデジタル加工技術を使えば、そんな邪魔物を簡単に消せるのです。だから邪魔物込みで撮影しておくのです。夕焼けだって「この色だ!」というのを待つことなく、デジタル加工で好みの色にできます。また、デジタルカメラで撮影できる画素数がすごく多くなったので、フィルム写真のようにできる限りノートリミングで撮影しておく必要がないのです。構図は後からゆっくり検討すればいいから、適当に大きな余白をとって撮影しておいて、後で好きなようにトリミングするのです。現在のデジタル写真撮影はデジタル加工を前提としたら、シャッターチャンスを待つ我慢と邪魔物のせいで諦めることをしなくていいようになったのです。その結果、人間として持つべき辛抱と諦めるという大事なことを身に付ける機会を失ってしまったのです。
 文章におけるAI技術の活用(チャットGPTなど)も、文章を書くという大事な学びを奪っていると僕は思っています。
 科学の進歩が人間の心の成長を阻害したり、考えて工夫する機会を奪うとしたら、どこかで科学の進化を止めるか、人間の心身の成長を妨げないための制限をかけるかしかないと僕は思っています。

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