2025年1月

某日>『髙木いさお全詩集』の進展状況ですが、作業の交通整理ができていないので4月末くらいにまとまったらいいなあ、というおぼろげな感じです。でも、詩が550編ほどの全詩集になりそうですが、出版していないから書いたことを忘れているような詩が幾つもありそんな詩がすごく良かったりするので完成したら最高の詩集になると確信しながらわくわくしています。
 それにしてもこれほどいろんなテーマで詩を書いていることに自分でも感心しています。僕が詩を書く詩人ではなく詩を生きる詩人だから、詩のある生活をしている中から自然に湧き出る思い(=言葉)を詩としてまとめているので多くのテーマになってしまうのは分かりますが、やはりこんな詩人は世界でも僕一人だろうと想像しています。
 そのことを理解できる書店員さんが増えたら、僕の詩集はもっともっと多くの書店さんに置かれるようになって沢山の読者と出会えるのでしょうね。 
某日>僕はこの春、詩を書き始めて62年以上になります。9歳の時には詩を書いていましたから。そして映画はそれより前から観ています。小学生の頃には将来は映画評論家になろうと思っていましたし、中学生になってからは映画評論家か映画脚本家のどちらかになろうと思っていました。
 そんな僕が観た映画の本数は、2025年1月1日現在で1万3118本になりました。
 今も年間約200本ほどの映画を観ます。ほとんど自宅で43インチの液晶テレビモニターで観るのですが、音楽も大好きでよく聴きますからきちんとした中型のスピーカーを液晶モニターの両サイドにセッティングしてあります。映画館の大画面ももちろん大好きですが、自宅で観る方が映画に集中できるように思っています。ある程度の画面サイズと良いスピーカーがあれば、自宅での映画鑑賞は立派に成立すると考えています。
 ところで今回言いたいことは、最近の映画は全体的に質が低下していて、佳作は時々ありますが、傑作や秀作が少ないと思うということです。残念ですが作り手だけでなく観る側の質も低下しているのかと想像しています。
 僕は、1970年までのクラシック映画、1970年から2000年までのネオクラシック映画、2000年から現在までの現代映画に分けています。そして、現在の作り手と観る人の多くが現代映画ばかりを観ているような気がするのです。恋愛映画だけでなく友情映画も家族映画もドキュメンタリー映画でも、観る人の胸を打つのは人情です。人が他者に対して持つ優しさです。
 「鶏が先か、卵が先か」というように、みんなの人情が薄れてきたから作品(映画、テレビドラマ、小説など)の人情が薄れてきたのか、作品の人情が薄れてきたからみんなの人情が薄れてきたのかは断言できませんが、現在は両方の人情が薄れているようです。だから薄っぺらな作品が少なくなく、そんな作品で感動する人も少なくないような気がするのです。
 みなさん、ぜひクラシック映画とネオクラシック映画をもっと観てください。その際には、ネットで「髙木いさお映画」と検索して、僕のおすすめ200作品を参考にしてご覧くださいね!
某日>僕が購読している毎日新聞だけではなく、全ての全国紙がそうなのでしょうが、購読者が激減しているようです。その結果、発行部数が減り、ページ数が減り、記者の数が減り、朝夕刊を廃止して統合版になる地域が増え、購読料が上がっています。その結果の結果、さらに購読者が減っていくようです。
 で、僕の提案ですが、夕刊を全面廃止してすべて統合版にすることで料金を下げる。事件報道などは社員記者が必要で、その充実を図るが、文化記事やスポーツ記事は社外の専門家などと契約し、原稿料を払って書いてもらう。もちろん社員の部門主任が原稿のチェックをすることは必須ですが
 それにしても最近、「新聞を読まない」、「テレビを見ない」との発言をよく聞きます。10年後には新聞そしてテレビはどうなっているのでしょうね?
某日>年末年始の新聞のテレビ欄を見て驚きました。幾つものテレビ局が自局のある番組の関連番組を何本も作って放送していたのです。『孤独のグルメ』、『箱根駅伝』、『ポツンと一軒家』、『紅白歌合戦』、『ドキュメント72時間』などがそれです。多様性という言葉が毎日ほどにテレビから聞こえてきますが、テレビ局では制作スタッフが減少しているせいか、ヒット番組に乗っかった番組編成をしているようです。  
 もしかしたら、スタッフの数が減っているだけでなく、スタッフの質が低下して新しく面白い番組を作れないからかもしれませんね。残念です。
某日>農林水産省によると2024年産の米は前年比2.7%増の収穫量だったそうです。昨年9月の米の販売価格高騰と品薄の際に、農水大臣は「新米が出だしたら平年通りになる」という内容の発言をしました。
 ところが現在も米の値段は高止まりしています。それなのにきちんと対策もしないし発言について謝罪も聞こえてきません。これは農水大臣個人の問題ではなく政府の問題です。野党も授業料無料化よりも先に、米だけじゃないすべての食品の値上がりについて政府に対策をきちんとさせる努力をするべきです。(ここ何年かの食品価格の高騰に対して、賃金を5%、6%上げればよいと発言している政府、経営者、連合に、僕はあきれ果てています!)
 食糧自給率38%の問題も随分前から与野党共にほったらかしです。食糧安全保障に手をつけないで軍事的安全保障について議論している愚かさに気が付かない政治家には政治をする資格はないと思います。

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