某日>僕はこの春、詩を書き始めて62年以上になります。 9歳の時には詩を書いていましたから。 そして映画はそれより前から観ています。 小学生の頃には将来は映画評論家になろうと思っていましたし、 中学生になってからは映画評論家か映画脚本家のどちらかになろう と思っていました。
そんな僕が観た映画の本数は、 2025年1月1日現在で1万3118本になりました。
今も年間約200本ほどの映画を観ます。 ほとんど自宅で43インチの液晶テレビモニターで観るのですが、 音楽も大好きでよく聴きますからきちんとした中型のスピーカーを 液晶モニターの両サイドにセッティングしてあります。 映画館の大画面ももちろん大好きですが、 自宅で観る方が映画に集中できるように思っています。 ある程度の画面サイズと良いスピーカーがあれば、 自宅での映画鑑賞は立派に成立すると考えています。
ところで今回言いたいことは、 最近の映画は全体的に質が低下していて、佳作は時々ありますが、 傑作や秀作が少ないと思うということです。 残念ですが作り手だけでなく観る側の質も低下しているのかと想像 しています。
僕は、1970年までのクラシック映画、 1970年から2000年までのネオクラシック映画、 2000年から現在までの現代映画に分けています。そして、 現在の作り手と観る人の多くが現代映画ばかりを観ているような気 がするのです。 恋愛映画だけでなく友情映画も家族映画もドキュメンタリー映画で も、観る人の胸を打つのは人情です。 人が他者に対して持つ優しさです。
「鶏が先か、卵が先か」というように、 みんなの人情が薄れてきたから作品(映画、テレビドラマ、 小説など)の人情が薄れてきたのか、 作品の人情が薄れてきたからみんなの人情が薄れてきたのかは断言 できませんが、現在は両方の人情が薄れているようです。 だから薄っぺらな作品が少なくなく、 そんな作品で感動する人も少なくないような気がするのです。
みなさん、 ぜひクラシック映画とネオクラシック映画をもっと観てください。 その際には、ネットで「髙木いさお映画」と検索して、 僕のおすすめ200作品を参考にしてご覧くださいね!