某日>「僕はすべての戦争に反対です。軍備増強をやめて、災害対策や災害の復旧・復興、そして教育、健康対策、年金の増額などに税金を使ってください。」というような意見を首相官邸へメール送信しました。
スマホで「首相官邸」と検索して、首相官邸のホームページを開き、その一番上の「ご意見・ご感想」をクリックしたら、国政に関する首相官邸への意見を書いて送信できます。無記名で2000字以内の意見や感想が首相官邸へ届けられるのです。どのように活用されるのかは分かりませんが、小さな声でも沢山集まれば無視できないだろうと思っています。
皆さんも、「〇〇はひどい!」とか、「〇〇をしてほしい!」とか、ご自身の思いを政府へ伝えてください。何もしないと、何も言わないと、社会はどんどん悪くなっていきますからね。
某日>僕は数年前から、70歳になったら終活を始めようと思っていました。でも、今年の4月に70歳になりましたが、5月下旬に広島の原爆ドーム前で平和を訴える原爆詩などを手渡ししに行くことにしたので、終活はそれを終えての落ち着いてからと決めました。
で、やっとぼちぼち終活を始めました。僕の終活は4項目あります。していく順番に、①おそらく僕の死後に出版されるだろう『髙木いさお全詩集』が出せるようにするために、完全版全詩リストを作成し、そのすべての詩の文言を再チェックする。古い詩だけではないのですが、年月を経ると書き直したいところが出てくるのです。たぶんこちらが成長するからでしょうね。②写真を整理する。『詩と写真のポストカード』は100種を目標にしていますが、思うように売れていないので制作は止まっています。しかし、できれば100種になるように写真データと短詩をきちんと残しておきたいのです。③映画について、本になる原稿を書いておきたいのです。僕は今までに1万3000本以上の映画を観ました。そんな僕が、映画作品を薦める本やYouTubeを読んだり観たりすると、「なぜこの程度の映画を薦めるの⁉︎」という映画をいろんな人が薦めているのです。「こんな映画だけを観ていたら本当の映画の面白さを経験できないのに!」と思いました。だから映画本を書きたいと思っています。しかし本にできなかったら、ネットで『髙木いさおのおすすめ映画〇〇本』というのを公開するのもいいかなあと思っています。④上記の3項目、詩、写真、映画が『僕の大好き三本柱』です。この三つが僕を成長させてくれたので、その素晴らしさを多くの皆さんへ伝えたいと思っているのです。だからそれを片付けてから世間的な終活ということをします。僕の所有物の最終的な整理です。すべての所有物をチェックして、『渡す、差し上げる、売る、捨てる』に仕分けしてから処理することになります。
某日>終活4項目の1番目を始めました。子ども出版のスタッフとの共同作業で完全版全詩リスト作成と全詩文言チェックを始めたのはいいのですが、僕がする仕事である詩の文言チェックをして訂正や改訂をしていたら、何年ぶりかで片頭痛がありました。僕は少年時代から左側の片頭痛があったのですが、いつからかは忘れましたが何年も前からなくなっていたのでした。その片頭痛があったのは、約600編の詩の1割ほどチェックしたところでした。「まだこんなところなのに片頭痛なんかしていたら先が思いやられる」と考えて、文言チェックを中断してウォーキングをしました。ウォーキングしながら友人と楽しい電話をしたら頭がすっきりしました。
某日>あだち充のマンガ『クロスゲーム』全17巻を4日間で読了しました。現在73歳の漫画家あだち充さんが、2005年から2010年に週刊少年サンデーに連載した野球マンガです。彼のマンガは代表作『タッチ』全26巻を以前所持していましたから5、6回は読んだと思います。ほかにも『ラフ』全12巻、『H2』全34巻、『KATSU!』全16巻などを読みました。
片頭痛になったほどの詩の文言チェックなので、息抜きマンガを図書館で探していました。そこに未読のあだち充さんのマンガがあったのです。それが『クロスゲーム』でした。
特に期待せずに読み始めたのですが、何巻目かを読んでいて目頭が熱くなっている自分に気付きました。あだち充さんのマンガを読んでいて、今までにこんなことは一度もありませんでした。『クロスゲーム』も今までの彼のマンガと同じような感じのストーリーなのに不思議でした。
で、全巻を通して7回くらい目頭が熱くなりました。終活に入っていることもあり、もうマンガを所持するつもりはありませんが、『クロスゲーム』は『タッチ』と並ぶ素晴らしい作品でした。僕の好みとして判断すると『クロスゲーム』の方が好きです。『タッチ』は最高の野球マンガですが、『クロスゲーム』は最高の野球マンガであり青春マンガでした。
某日>今年の8月時点で全国の書店数は1万709店で、20年前の約半分に減ったそうです。僕が初めての詩集を編集工房ノア社から出版して、堂島アバンザのジュンク堂書店大阪本店の棚に1冊背置きされたのが2003年12月20日でしたから、あの頃から書店が半分になったということなのですね。
先日も大阪のある書店さんへ行きましたが、前には僕の詩集を置いてくださっていたのですが、もう置かれていませんでした。そして何人かの詩人の詩集が「こんなに多く並べるの⁉︎」というように置かれていました。いろんな書店さんでこんな光景を見かけるのですが、時には本棚の一段以上も同じ詩人の詩集を並べておられることもあります。
これは僕の考えですが、毎月きちんと売れるような詩集ならそれが10作品でも買いに来られる読者のために並べたらいいと思います。しかし、リアル書店の良さの大きな一つは、素晴らしい作品・素晴らしい書き手との偶然の出会いです。その出会いを演出するのが書店員さんだと思っています。ですからできるだけ多くの作者の作品を並べるのがいいはずです。例えば、ビッグネームは5作品、おすすめの詩人で3作品、この詩集は読んでほしいと書店員さんが思った作品や面白そうだから初めて並べてみるのは1作品、というように僕ならするのですが、どうでしょうか?
書店員さんは忙しいので多くの本に目を通すのは大変ですが、ビッグネームを並べておけばいいというのはやはり違うと思います。詩集の良さは3編ほど読めば分かるでしょうから、同じ詩人の詩集を多く並べるのではなく、多くの素的な詩集を並べていただきたいと心から思っています。それが、書き手と書店さんと読者さんの幸せの輪をつくることだと僕は思います。