某日>僕の一番新しい詩集は、2022年8月6日発行の『愛する心に優しい花が咲く』です。発行直後から紀伊國屋書店梅田本店さんでは平台に面置き(「平積み」と言われたりします)してくださいました。そしてその年の12月から同じく紀伊國屋書店京橋店さんが文学新刊話題書コーナーで面置きしてくださいました。
あれから約2年が経過した2024年秋の今現在も、この両店では同じ場所に同じ面置きで販売していただいています。両店共、2023年の一年間に最も売れた詩集が『愛する心に優しい花が咲く』でした。
先月も『しじん月記』で書店さんのことを書きましたが、静かに売れ続けているからではあるでしょうが、僕の『愛優』をずっと面置きしていただいているからこそ多くの読者さんへ届いているのです。書棚に背置き(「棚差し」と言われたりします)されていてもなかなか手に取っていただけません。もちろん書き手としては背置きで並べていただくだけでもありがたいのですが。
『愛優』の詩集としての素晴らしさは、世界一の詩集だとは言いませんが世界的に最高の詩集だと思っています。60年以上詩を書いてきて、沢山の詩を読んできた僕が、自らの詩集だということを横に置いて考えても詩集『愛する心に優しい花が咲く』は最高の詩集だと断言できます。
この詩集を持っておられる読者の皆さんには、ぜひお近くの方々や友人知人の皆さんへこの詩集をご紹介くださいね!
某日>10月から、今はまだ出版予定のない『髙木いさお全詩集』のための準備を子ども出版のスタッフ2人と僕の3人で合同作業を始めました。僕が死んだ後のためにも、僕の全ての詩がきちんと整理されていることは大事だと思っているので、元気なうちにこの作業を開始したのです。
まず出版した11冊の詩集の全ての詩の文言と表現を再チェックしています。出版した時点では充分考えた詩でも、5年10年経ってその間に成長した僕が再チェックしたら、もっと別の文言にしたらとか、こう表現した方がいいと思うことが多々あるのです。ですからスタッフの2人の協力には本当に感謝しながら作業してもらっています。
作業は毎月2回の予定なのでいつ頃完成するのか不明です。でも僕は、来年春の作業終了を願いつつ頑張っています。
某日>今回の衆議院議員選挙の投票率が約54%だったそうです。年代別投票率は、20代は30%台、30代は40%台、40代は50%台、50代は60%台、60代と70代は70%台だそうです。
若い世代ほど投票率が低いということは政治に関心が薄いということなのでしょうね。おそらく自分の生活と社会との関係、社会と政治との関係が実感できていないから、政治への関心が薄いのだと思います。
社会が良くなればみんなの生活が良くなります。社会を良くするためには、平和、防災、健康、教育の四つの柱を、徹底した自由と非暴力でより良いものにしていくことだと僕は思っています。
そのためには政治が良くないと駄目なのですから、その政治を実行する政治家をしっかり吟味しないといけないのです。選挙こそが政治家を吟味して選ぶことですから、自分や仲間の利益のためだけに動く政治家を排除して、弱者をきちんと支えながら社会全体を良くするために頑張る政治家を選ぶために投票しないといけないのです。
8割9割の有権者が投票するようにならないとね!
某日>「ねえさん」と呼んでいる親友から、姪御さんへの結婚祝いにするための詩文書を注文依頼されました。ミニ色紙に2種の言葉を頼まれたのですが、短詩を1つ僕からのお祝いとして書きましたから、計3種をねえさんに渡しました。売れない詩人の僕を応援しようとの注文には心が温かくなりました。
和歌山県在住のねえさんは、5年前の紀伊國屋書店天王寺ミオ店で開催された『髙木いさおフェア』に来てくれましたし、昨年秋の京都での『髙木いさお「詩と写真のポストカード」写真展』にもミカンとお祝いを持って来てくれました。
長いブランクはあったのですが、ねえさんとは45年ほど前からの付き合いです。その頃からなぜか「ねえさん」と呼んだりしていました。
人との関わり方はいろいろですが、ねえさんとの付き合いはちょっと不思議で面白いのです。きっと僕が面白い人間で、ねえさんも面白い人間だからでしょうね。