2024年1月

某日>今年の箱根駅伝は第100回の記念大会でした。ということで今大会のみ関東だけではなく全国の大学から参加可能になり、予選会には関東以外から11校が参加しました。そして例年なら10校選ばれる本大会への出場が13校となっていました。ところが期待した関西勢では、参加全57大学中、京都産業大学が27位、立命館大学が34位、大阪経済大学43位、放送大学関西55位という結果でした。結局増やした3校も含めて13校の予選通過はすべて関東勢でした。
 僕は、正月にテレビ放送される箱根駅伝に出場したくて関東の大学へ入学する関西の高校出身者が少なくないと推測しています。そんな僕からの提案は、関西学生陸上競技連盟主催の関西2府4県の大学が出場する『六甲山駅伝』か『比叡山駅伝』を開催しよう!、ということです。『六甲山駅伝』は女子で、『比叡山駅伝』は男子というのもありですよね。日本陸連も積極的に応援するべきだと思いますよ!
某日>能登半島地震のニュース映像を見るたびに思うのは、この30年以内に阪神淡路大震災と東北大震災という大きな被害をもたらした2つの大地震を経験したのに、「快適な避難所を準備しておく努力が全くされていない!」ということです。
 明るくて暖かいプライバシーが守られた空間、充分な飲食料と各種キッチンカー、清潔なトイレ、清潔な寝具や衣類、風呂や温水シャワー、無料ランドリー、そして精神面も含めた医療体制などの準備が全くというほどされていないようです。
 復興の前に、被災者に寄り添って安心感を持ってもらえることがまず必要なのに、そのための準備ができていないのです。そんなことだから、「万博と復興を同時に行う。」などという薄情で無責任な発言が出てくるのだと思います。そんな発言をしている人たちには能登半島地震の被災地の避難所へ行かせて、被災者の前で「万博のテーマは、『いのち輝く未来社会のデザイン』ですから震災復興と同時に盛り上げていきます。」と大声で発言してもらいましょう。
 政府や自治体は、国民・住民の命と健康を守るという第一の目標を実現させる努力もしないで、国民・住民が幸せな社会を実現できると思っているのでしょうか?
 これは愚かな問いをしてしまいました。幸せな社会の実現や命と健康を守るという気持ちはさらさら無くて、自らのお金と地位・権力だけを求めている人が多過ぎるから、弱者に優しくない金持ち優遇社会になっているのでしょうね。
某日>正月に食べようと思い、久しぶりに某有名メーカーの高価なアイスクリームを年末に買いました。かつて一番好きだったマカダミヤナッツ入りの物でしたが、食べて驚きました。アイスクリームにコクがないのです。前にはあった濃厚なコクがなくなっていたのです。ナッツも前より小さく砕かれたものになっていました。
 先月は京都の老舗和菓子屋さんの味にダメ出しをして、今月は有名アイスクリームにダメ出しです。一緒に食べる添人の道子さんともよく話すのですが、僕たちの舌が肥えたのではなくて味が落ちたのだと思っています。
 味を守る、より美味しいものにする、ということより第一に経済効率を考えての商品作りになっているように思います。一方でお金持ちに向けた贅沢な材料を使っての高価な美味しいものもありますが、高価すぎて庶民には手が出ません。
 庶民・一般市民が普通に買える美味しいもの、ちょっと奮発したら買える美味しいものを作ろうと思う人や店や会社が無くならないことを僕は心から願っています。
某日>昨年末、このホームページの中にオンラインショップを作り、僕の詩集や『詩と写真のポストカード』を読者の皆さんに買っていただけるようにしました。そして1月には、僕が自身の詩を書いた詩文書も販売リストに載せました。
 書店さんに行くのが大好きで、お世話になっている書店さんもあるし、親切にしてくださっている書店員さんもおられるのにネット販売を始めたのには幾つかの理由があります。
 まず1番目は、小さな小さな多分日本一小さな子ども出版には僕の詩集を全国の書店さんに置いていただけるように働き掛けるだけの力がないということです。
 そして2番目は、多くの書店員さんが売るべき本より売れると思う本を優先されるという現実です。今は売れていない質の良い本を並べないで、有名な著者の本、話題になっている本、今売れている本を並べられるのです。大きな出版社などが、高い給料など維持するためにどんどん新刊を出す仕組みの中で、そのすべての本に目を通すことができない書店員さんの現実は理解できますが、それにしても志の無い書棚が多いことにがっかりしてしまいます。
 3番目は、僕の詩を読んでその詩の意味と存在価値を理解してくださる書店員さんがごく少しかおられないという現実です。僕はこの春70歳になりますが、60年以上詩を書いてきました。詩集を出版して20年ですし、その間に11冊の詩集を世に出しました。僕の詩は多くの詩作家の詩とは違って、自らの詩的感性を読者へ披露することを目的にしていません。すべての子どもが毎日笑顔で暮らせる社会を実現するために、誠実で愛情にあふれた優しい人を増やしたいという願いを込めて書いている詩です。しかし、詩を作る詩人ではなく詩を生きる詩人である僕は、そんな詩人であるからこその特異な詩的感性を有しています。その僕の詩が唯一無二の詩であることを感じ取れない人が多過ぎることに疲れたのです。(と言いながらも、沢山沢山の人たちがいつか僕の詩集の特異性に気付いて、『愛する心に優しい花が咲く』『らぶそんぐ』『こどものためにあいうえお』の3冊ぐらいは全国の書店さんの詩集コーナーに並んでいる、という日がいつか来ることを静かに願っています。)
 で、僕の詩を理解してくださる読者さん、理解して応援してくださる読者さんとダイレクトにつながれるかもしれないと思ってオンラインショップを作ったのです。ですからお断りのない限り、ここで購入していただくすべての詩集には僕が真心を込めてサインをしています。
 そんな僕の詩集をぜひあなたの大切な方や好意を持っている方々にプレゼントしていただき、詩の感想をゆっくり話し合っていただけたら、僕はすごくうれしいです。 

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