某日>能登半島地震のニュース映像を見るたびに思うのは、 この30年以内に阪神淡路大震災と東北大震災という大きな被害を もたらした2つの大地震を経験したのに、「 快適な避難所を準備しておく努力が全くされていない!」 ということです。
明るくて暖かいプライバシーが守られた空間、 充分な飲食料と各種キッチンカー、清潔なトイレ、 清潔な寝具や衣類、風呂や温水シャワー、無料ランドリー、 そして精神面も含めた医療体制などの準備が全くというほどされて いないようです。
復興の前に、 被災者に寄り添って安心感を持ってもらえることがまず必要なのに 、そのための準備ができていないのです。そんなことだから、「 万博と復興を同時に行う。」 などという薄情で無責任な発言が出てくるのだと思います。 そんな発言をしている人たちには能登半島地震の被災地の避難所へ 行かせて、被災者の前で「万博のテーマは、『 いのち輝く未来社会のデザイン』 ですから震災復興と同時に盛り上げていきます。」 と大声で発言してもらいましょう。
政府や自治体は、国民・ 住民の命と健康を守るという第一の目標を実現させる努力もしない で、国民・ 住民が幸せな社会を実現できると思っているのでしょうか?
これは愚かな問いをしてしまいました。 幸せな社会の実現や命と健康を守るという気持ちはさらさら無くて 、自らのお金と地位・権力だけを求めている人が多過ぎるから、 弱者に優しくない金持ち優遇社会になっているのでしょうね。