某日>僕は文房具が大好きです。若い頃は、文房具売り場で楽しく長時間過ごしていました。この歳になると長時間はしんどいのですが、試し書きをしたり、新製品や知らなかった文房具を見ながらわくわくしています。
と言っても、ここ30年以上はあまり熱心に文房具をチェックしていませんでした。ところが昨年春頃からYouTubeで文房具のことを見るようになって、文房具熱が再燃したのです。
というわけで昨年から、万年筆やボールペン、シャーペン、ペンケースなどをいろいろ買いました。その初め頃から気になっていたのですが、随分昔に、「パーカーの万年筆は英語を書くには向いているが日本語を書くのには向いていない。」と聞いていたので、ボールペンでも同じかなあと購入しないでいました。
しかしやはり、僕と同い年の1954年発売ということが気になり続けるので買ってしまいました。それが、パーカーのボールペン『ジョッター』です。
少し短めのボールペンで、握る箇所が細い上に滑る感じなのですが、クラシックな洗練されたデザインなので気に入りました。見た目が最高にシックで良いのです。だから買ってしばらくはテーブルの上に置きっぱなしにしてちょこちょこ眺めていました。
書いてみると、やはり日本語の文章には向かないようでしたが、日本語でも横書きのサインならスムーズに書けるので、サイン用として使うことにしました。
某日>詩集『愛する心に優しい花が咲く』は、僕の最新の詩集ですが、僕の最高の詩集でもあります。この詩集を書けたことで、すごく気が楽になりました。「この詩集は絶対に残る!」と確信できたからです。
今年、詩を書いて60周年になる僕は、有名な詩集はそれなりに読んできました。しかし、それらを書いておられる方をテレビ番組で観るたびに、「詩を書いておられるから詩人でしょうが、詩を生きている詩人ではないなあ。」と思うことがほとんどでした。それらの皆さんが書かれている詩は、もちろん書かれた皆さん自身を反映しているのでしょうが、どうしても「作っている感」がありました。
僕は詩作家(しさっか)ではないので、作り事ではなく自分自身の生き方や本心そのものを詩に書いています。そんな僕のことが、詩集『愛する心に優しい花が咲く』を読んでもらったら説明なしで理解していただけると思えたのです。詩を書く詩作家の詩集は沢山ありますが、詩を生きている詩人の詩集はあまりに少ないと僕は思っています。『愛優』を沢山の方に読んでいただけたら、多くの方にそんな少ない詩人の真っ直ぐな詩集だと感じていただける、と確信できたのです。
そんな僕の最高の詩集をできるだけ沢山の皆さんに読んでいただきたいので、13編の詩で編んだ抜粋版を作りました。今まで10種以上の抜粋版を作りましたが、それらは全てスタッフなどが手作りした物でした。しかし今回は、沢山沢山の方々へ今まで同様に無料配布したいので、2000部を印刷会社で制作していただきました。
先日の読者アンケートで選ばれたベストテンの詩を中心に、ベスト20までに入った詩だけで編みました。書店さんで見かけられたら、ぜひ持ち帰って友人知人へお渡しくださいね。もし、お近くの書店さんやその他のお店で抜粋版を置いていただけるのなら、子ども出版までご連絡くだされば対応させていただきます。よろしくお願いいたしますね。
すべての子どもと誠実に生きようとするすべての大人が毎日笑顔で暮らせる社会にするために、ぜひ僕の詩を活用してください。
某日>添人(そいびと:配偶者のこと)と二人で京都へ遊びに行った帰りに、多くの人が並ぶ有名洋食店で晩御飯をいただきました。
ビーフシチュー、カキフライ、オムライス、瓶ビールを注文しました。ビーフシチューは大きな肉が入っていましたがカサ上げのスパゲッティの上に甘過ぎるシチューでした。カキフライは前に訪れた時は熱々だったのに今回は熱くありませんでしたし、新鮮な感じもしませんでした。オムライスももう一つのオムライスでした。5回以上は訪れた店ですが、もう二度と行かないと思います。
いろんな食事処で感じることですが、ネット情報やテレビのグルメ番組で美味しいと言われた店に沢山の人が並びますが、長時間並んで食べるほどの美味しい店はそんなにありませんよね。
僕はまず、平気でお客さんを長時間店前で並ばせる店主の気持ちが理解できません。そんな店主が「お客様に喜んでいただきたい!」と思って美味しいものを作るとは思えないのです。