某日> 誰かの紹介で、初めての方とお会いすることがある。初めてお会いしたその方とすぐに「気が合うなあ」と思い、楽しい時間を過ごし、帰宅しても「いい方とお会いできてよかったなあ」と思う。ところがその方からは気持ちのこもった連絡がまったく来ないことがある。普通は何年もの親しい付き合いがあって初めて話すようなことを、初めて会った僕にしてくださったような方でも、その後まったく音沙汰がないことがあるのだ。そんなふうに連絡がまったく来ない人だから、僕から連絡することは控えている。でもやっぱり尋ねてみたい。「あんなに打ち解けた時間が持てたのに、なぜずっと付き合おうと思わないのですか?」と。
某日> 『愛することと優しさについて』シリーズの完結編としての『第3章』用の詩を書き上げ始めた。いつものように、ホテルでの5連泊をして気持ちのスイッチを入れた。下書きのメモ帳から詩に書き上げるのだが、いつもの生活をしていてはスイッチが入らないのだ。だから、貧しい詩人なのだが、詩集を作り始めるときは支援者の協力を得ながらホテルでの連泊をさせていただいている。今回は神戸のホテルでの5連泊だった。今までの連泊で、書き上げた詩の数の最高記録は48篇だったと思う。いつもは一日で、多いときは10篇ほど、少ないときは4篇ぐらいだったと思う。だから今回は、余裕を持って60枚ほどの原稿用紙を持参していた。ところが5日目の夜に原稿用紙がなくなってしまったのだ。今回は原稿用紙2枚を使うような長い詩はなかったのだが、合計62篇の詩を書き上げた。一日で19篇仕上げた日もあった。
某日> もうすぐ2年生になる小学1年生の男の子から、ハガキが届いた。横書き14行の文章の終わりは、「あいうえおの本をつくってくれてありがとう。」だった。
某日> 息子が、「もっと沢山の人に詩集を買ってもらうためにツイッターをしてみたら?」と言ってきた。僕の詩をブログやツイッターで発信している方はちょくちょくおられる。もちろんほとんどの方は無断発信だ。ツイッターでは、「汚されない心」という詩があちこちに広がっているようだ。実はこの詩は、ツイッターというものがこんなに広がる前から、いろんな方がブログで発信されていた。だが、この詩がツイッターでの拡散というのをしているのを見て何か感じていた僕は、息子の言葉に押されてツイッターを始めることにした。アナログ人間の僕に、毎日一回以上きちんとツイートすることができるかが不安だったが、「何か動かないと何も始まらない」と、ツイッター開始を決意したのだ。息子の協力でツイッターの勉強やトレーニングをすぐに始めたから、読者の皆さんがこの月記を読んでおられる頃には『髙木いさお』というアカウントでのツイッターが始まっているはずです。詩や詩から抜粋した言葉を中心にして、出来たての短詩や写真などもツイートするつもりです。皆さんのフォローをお待ちしていますね。