人生は思い通りになりません。思い通りにならないのが人生というものかもしれません。
2008年に出版した詩集『子ども大好き‼ 四つの力を育てよう』の奥付に、『地球の広島、心の長崎』という詩集を2010年に出版する予定です、と記しました。翌2009年には予定通り『らぶそんぐ』という恋愛詩集を出版しましたが、『地球の広島、心の長崎』は2014年の現時点でも出版されていません。
この詩集を完成させるためには、広島と長崎へ何度か行く必要があります。そして、経済的、人的なサポートも必要です。そんなもろもろが欠けているので、「地球の広島、心の長崎」という詩を書いたりはしていますが、詩集としては全くと言っていいほど進んでいません。
しかし、2011年8月6日には広島のマツダスタジアムで、僕の詩「8月6日」が試合前セレモニーで朗読されました。その折には、入場者約3万人に詩「8月6日」を印刷したハガキが配られています。僕の約50年来のヒロシマへの思いは、詩集ではありませんが、こんなふうに結実したのでした。
その年にスッと出来上がったのが、広島東洋カープ応援歌「立ち上がれ!駆け上れ!」です。すぐに、2番まであった歌詞をホームページで公開していました。しかし、何か足りないと思い続けていたのです。
それは、「広島カープの応援歌でしかない!」という歌詞にはなっていない、という不満でした。広島カープの応援歌と言っているが、歌詞の「広島」というところを別の球団名に替えたらその球団の応援歌になってしまう。それはおかしい。広島カープの応援歌には、“忘れてはいけないヒロシマの心”がしっかり入っていないといけないのではないだろうか、と思い続けていたのです。
そして2014年5月、3番の歌詞が突然口から出てきました。ウォーキングをしている時でした。これでやっと広島カープ応援歌は完成しました。
来年2015年は被爆70周年を迎えます。加えて、広島カープ結団65周年です。
2015年8月6日に、マツダスタジアムで「立ち上がれ!駆け上れ!」が歌われていることを心から願っています。
※広島東洋カープ応援歌「立ち上がれ!駆け上れ!」の歌詞は、ホームページの全詩リストで公開しています。歌も聴いていただけます。