今、僕は本気で写真を撮り始めようと思っています。
僕は公表しているプロフィールに、21歳から写真を始め、約5年間は写真家になろうと努力していた、ということを記しています。
写真学校にも通いましたし、23歳の時には一週間の個展も経験しました。
ある事情で写真家になる道から離れてしまいましたが、詩人になってからも写真詩集としての『雲のある風景』を出版しています。
その前に出版した『こどものためにあいうえお』では、花の写真を撮っています。僕は、″写真の好きな詩人”というスタンスでやっていこう、と考えてきたのでした。
ところが還暦を迎えて、本格的に写真を撮ろうという気持ちになってきたのです。
以前にも書きましたが、僕は73歳までは生きて詩を書き続けよう、と思っています。そうすると、あと13年を残すのみということになります。髙木いさおの詩の世界は、ある程度展開できましたし、これからの予定もしっかり持っています。
しかし、大好きな写真なのに、髙木いさおの写真というものが残せていないことに不満を感じだしたのです。
そこで、2012年にコンパクトデジカメより写りの良いものとしての位置付けで購入したソニーのNEX-6より本気遣いのデジカメを購入することにしたのです。今のところ、富士フィルムのX-T1というデジカメと、秋に発売予定のXF16-55㎜F2.8というレンズを同時購入するつもりです。
購入資金の問題と今より随分重いカメラになる、という二つの壁をクリアしないと駄目なのです。
でも、桜には間に合わなかったのですが、紅葉の写真を読者の皆さんにご覧いただけたらいいなあ、と楽しく思っている2014年の春です。