2014年1月

~還暦のごあいさつ~

 2014年が始まりました。この4月に、僕は満60歳になります。したがって、今年は僕の還暦の年です。1月1日から12月31日までの一年間を還暦の年と言うのでしょうが、還暦の祝いについては誕生日にすることが多いようです。

 ということで、この1月1日に僕は数え年で61歳となり還暦を迎えましたので、還暦のあいさつをさせていただきます。

 

 小学6年生の時、小児結核にかかったこともあり、僕は「45歳までは生きられない」と思い込んでいました。ところが、何にもなかったように45歳を通過し、50歳も通過して還暦となりました。

 子どもの頃には食べられなかった野菜を食べるように努力したり、小児結核にかかって以後は運動から遠のいていたのに、26歳からランニングを始めたりしました。現在はウォーキングになりましたが、たまにはジョギングを挟んだりしながら運動として続けています。

 いい人と結婚もしましたし、元気な一人息子もいます。40年近く付き合っている友人もいますし、20年近く実の娘のように僕を慕ってくれている子もいます。

 いっときは写真家になることを考えましたが、50年以上ずっと詩を書き続けてきました。詩人になりたいと思ってから約30年後には詩集を出版し、その2年後には自分の本が旭屋書店本店に並ぶという夢も実現しました。8冊目の詩集でメジャーデビューもできましたし、現在は詩人としての講演活動もさせていただいています。

 もちろん60年間には、悲しいこと悔しいこと辛いことも沢山経験しました。しかし、多くの人たちに支えられて幸せな人生を歩んできたと感じています。傷つけられたり踏みつけられたりした思いよりも、支えられ愛された思いの方が確実に強く大きかったので、この60年間を幸せだったと思えるのでしょう。

 僕のこんな人生を支えてくれた身近な人たち。加えて、詩人としての僕を好意で支えてくださる愛読者の方々。今は距離をおいている人たちも含めて、そんなすべての人たちに感謝を込めて、僕の残された時間をしっかり生きようと思っています。

 72歳で亡くなった母よりも若くて死ぬのは親不幸な気がするので、73歳までは生きようと僕は思っています。

 あと13年間ですが、皆さんに感謝しながら、すべての子どもの毎日の笑顔のために詩を書き続けます。すべての子どもとすべての大人の幸せのために、誠実に詩を書き続けます。

 今まで本当にありがとうございました。

 これからもよろしくお願いいたします。

 

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