ある日の夜、息子から話しかけられました。今の彼自身について、これからの彼自身についての話でした。
いつも締め切り間際にバタバタ仕上げる彼ですが、何とか適当に仕上げているだけだ、と僕は感じていました。そのことをストレートに話したら、「自分でも器用貧乏だと思ってる」と返事がありました。
30分か1時間ほど話したと思いますが、自分の人生を考えている24歳の息子に好感を持ち、こんなことを僕に話すようになったんだなあ、と反抗期の彼を思い出しながら、小さく感動していました。
2日間の連休をずっと横になっていた添人の体調が良くならないので、タクシーで病院へ行ったら、そのまま入院になりました。
結局1日で退院できましたが、発作性の頻拍という心臓の病気で、今後も気をつけて生活しないといけないということでした。昨年の春頃から彼女の不調を感じていましたが、大事にしないと生命に関わるんだなあ、と実感しました。僕自身もそうですが、健康第一でやっていかないと本当にいけない年齢になったのですね。
親戚のBちゃんは元気になったり、沈み込んだりを不定期に繰り返します。
原因やきっかけはいろいろですが、まずは僕が「そうなんだね」と受け入れないといけないようです。僕がそんなふうに対応できたら、きっとBちゃんは素直な心で元気になれるはずなのです。でも不器用で堅い僕は、それが上手にできないことが多いのです。
息子にも添人にもBちゃんにも僕にも、弱点や苦手なことがあります。すべての人間がそうなのでしょうが、自らの大きな弱点や苦手とは、上手に付き合っていったり、時間を掛けて克服するしかないのでしょうね。