6月21日に『愛することと優しさについて 第2章』の和綴じ完成本が出来上がりました。(和綴じ本については「しじん月記」の前月分を読んでくださいね。)和綴じ試作本を作ったのが5月11日だったので、約40日間ですべての詩の推敲(すいこう)と詩の順番の再検討をしたことになります。和綴じ完成本が出来上がってからの何日間かは心身の疲れがドッと出て、ふらふらの状態でした。
『第2章』の計111篇のうち69篇は既出の詩で、新しい詩は42篇なのですが、飛鳥新社からの『愛優』同様、既出の詩については徹底的な推敲を重ねました。既出の詩については、それぞれの出版の折に徹底した推敲をしているつもりです。それでも何年かの年月がたつと、この文言よりも、と考えるようになることがあるのです。恥ずかしいことですが、この表現は間違っていたなあ、ということだってあります。
ですから、もし僕の詩を他者に向けて活用されるときは、ホームページの全詩リストで新しい詩集に入っていないかを確認して、一番新しい詩集のものを使っていただけたら幸いです。もちろん、詩の趣旨は変わっていませんので、お手元の詩集の詩を活用していただいても駄目ということにはなりません。できましたら一番新しい表現で読んでいただきたいというお願いなのです。
その全詩リストには、現時点では437篇の詩と2篇の歌詞がリストアップされています。ですから『第2章』の新しい詩42篇を加えると479篇の詩となるはずです。しかし、437篇の中には、出版されていないが発表されている詩が1篇入っていたのです。その1篇が今回の『第2章』に入るので、結局のところ、僕の詩は『第2章』が出版されると478篇となります。
実は、40代の終わりに編集工房ノアから初めての詩集を出版した頃には、「一年間毎日新しい詩が読める365篇の詩集をいつか作りたいなあ」と思ったり、「やっぱり死ぬまでに500篇は残したいなあ」と思ったりしていました。ところが10年間で『第2章』を合わせると9冊の詩集を出し、478篇を発表することになりました。
ということで現在の僕の最終目標は、「850篇の詩を残す」というものです。