２０１３年１２月

一度しかない人生だから
他者(ひと)に優しく接していこう

一度しかない人生だから
つまらぬ嘘(うそ)はつかないでおこう

一度しかない人生だから
自分のやりたいことをやろう

一度しかない人生だから
沢山(たくさん)の人を愛して生きよう

一度しかない人生だから
大切にしたい人と出会えたらその人を大切にする人生にしよう

　上記の詩「一度しかない人生だから」は、次回出版予定の詩集『愛することと優しさについて　第２章』に入っている詩です。
　当たり前のことですが、1年12カ月は毎年同じく1年12カ月です。その年の終わりに、「今年の1年12カ月は例年になくいろいろあったなあ」と思ったとしても、10年20年後には大抵いつもの1年12カ月になるようです。
　僕の2013年の12カ月もそうかもしれませんが、今の僕には「本当にいろいろあった！」1年12カ月だったのです。ですから、12月に入ったら始めるつもりだった2014年2月1日の講演の準備も始めずに、2013年にあったいろいろなことについて考え、考え、考え続けた12月でした。
　そしていつものように、最後には自分が書いた詩に助けられたのです。もちろん、僕を支え僕を愛してくださる人たちに助けられていることも大きいのですが、僕自身が「ヨシ！」と前へ進みだすためには詩が必要なのです。
　僕は、60年近く生きてきて、50年以上詩を書いてきて、『第２章』を合わせたら500篇ほどの詩を出版してきました。人間は、形は違っているように見えても、本質的には同じようなことでつまずいたり転んだりすることがよくあります。だから、僕の500篇ほどの詩の中に、僕を慰めてくれたり励ましてくれる詩がいつもあるのです。
　僕は、「一度しかない人生だから」を何度も読み返しながら、2013年を乗り越えて2014年を明朗実直に生きていくことにします。

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