2012年6月

~書店の皆様、『愛することと優しさについて』をよろしくお願いいたします~

 

 いつもお世話になっております。特に、『愛することと優しさについて』は真っ白な詩集なので、いろいろお手数をお掛けしていて申し訳ありません。「素直で誠実な心、すなわち真っ白な心で生きていきましょう」という思いを読者の皆様にお伝えするためのデザインなので、ぜひご理解ください。
 僕は、すべての子どもが毎日笑顔で暮らせることを願って詩を書いています。でもそんな社会は、子どもの周りにいる大人たちが幸せでないと実現しないので、すべての子どもとすべての大人の幸せのために詩を書いています。ですから、いじめ防止・児童虐待防止・自殺防止などの詩がありますし、東日本大震災の詩やヒロシマの詩もあります。恋愛についての詩や、どう生きるかということを考える詩も書いています。
 それらすべての詩は、現代を生きるすべての子どもたちと大人の皆さんに、健康で幸せな人生を送ってほしい、と願って書いたものです。
 この春、飛鳥新社から出版していただいた僕の8冊目の詩集『愛することと優しさについて』も、そんな願いを込めて102篇の詩で編んだ詩集です。
 僕のことをご存じない書店の皆様は、「詩集の棚に背で1冊」という置き方をされていることが多いと思います。でもそうしますと当然ですが、限られた読者の皆様にしか手に取っていただけません。そこで、ご面倒をお掛けするお願いですが、『愛することと優しさについて』を頭からでも、適当にパラパラでも良いので、ぜひ5、6篇の詩を読んでみていただけないでしょうか。そして気に入っていただけたら、目に付く場所での面置きや平置きをしてみてくださいませんか。
 すぐに売れないかもしれませんが、必ず売れるし、必ず買ってくださった読者の皆様に喜んでいただけると信じております。僕の詩集は、読みやすい表現をしてありますが、面白おかしい本ではありません。読者の皆様に繰り返し読んでいただきながら、静かにゆっくりと心の底に下りていく詩集です。「1年間バンバン売れておしまい」というような本ではなく、30年40年と歩く速度で確実に売れ続ける本になってくれると信じております。書店様の利益になると同時に、沢山の読者の皆様の心の利益になる詩集だと思っております。
 勝手なことばかり言って申し訳ありませんが、書店の皆様に僕の『愛優(あいやさ)』を気に入っていただき、末永く可愛がっていただけることを、心から願っております。よろしくよろしくお願いいたします。

2012年6月    高木いさお

 

 

 

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