2011年11月

~タカキ イサオをよろしく~

 

 僕の名前の発音は、「タカキ イサオ」が正しくて、「タカギ イサオ」ではありません。しかし僕は、小さな子どもの時から「タカギ イサオ」と発音していました。僕だけではなく、家族全員が「タカギ」と発音していたのです。それ以来ずっと、書類などでフリガナを付けるときは「タカキ」と正しく書いてきましたが、自分から「タカキ」と名乗ることはありませんでした。ですから、友人知人やご近所さんからも「タカギさん」と呼ばれてきたのです。
 ところが先日の夜、添人と息子の三人で食事をしながら久し振りにその話をして、「来年からペンネームだけはタカギと発音することにしようかなあ」と発言しました。すぐに二人から大ブーイングを受けました。息子からは、「考えられへん!」「デリカシーが無い!」と強く強く批判されたのでした。添人からも、「そんなことする必要ないと思うよ。タカキでいい。」と言われました。
 実は、息子が電話などで自ら名乗るときに「タカキ」と言っているのはよく耳にしていました。でもそれは公式な発言で、普段は僕と同じように「タカギ」で通していると思っていたのです。ところが、息子はいつでも誰にでも「タカキ」と名乗ってきたのでした。
 ということで、可愛い息子に注意されたので、これからは僕も平素から「タカキ」と名乗ることに致します。突然のことで、友人知人の皆様には申し訳ありませんが、僕と同様に努力して「タカキ」と発音していただけたら幸いです。もちろん、間違えて「タカギ」と呼び掛けられても、今まで通りに返事を致しますのでご心配は無用です。
 それでは、タカキ イサオをよろしくお願いいたします。

 

 

(※ 一年間ほど努力しましたが、やはり無理だったので「タカギ」で通すことにしました。ごめんなさい。―2014年7月追記)


 

 

 

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