2009年6月

~恋愛詩集『らぶそんぐ』はどうですか?~

 

 6月30日から紀伊国屋書店梅田本店で先行発売している『らぶそんぐ』ですが、読まれた皆さんのご感想はどうなんでしょうか。人は皆、自分なりに愛というものを考えています。これが正解で、あとは間違っている。というものではないと思います。深さの違う沢山の正解があり、深さの違う沢山の間違いがあるのでしょう。『らぶそんぐ』の中の詩は、僕の考える愛についての詩です。僕の精一杯の考察ですが、110+1篇の中には、きっと大きな勘違いもあるでしょう。ただ、それでも詩集として出版したのは、皆さんに愛についてしっかり考えてほしかったからです。だから『らぶそんぐ』を読みながら、あっそうか、ううん分からない、これはおかしい、などと思ってほしいのです。今までの5作品と合わせると、429篇の詩になりました。しばらく新しい詩集は出さないので、6作品429篇を繰り返し繰り返し読んでいただきたいと思っています。と言っても、今は『らぶそんぐ』にどっぷり浸ってくださいね。ご感想のお手紙をお待ちしています。

 

 

~6つの詩集の429篇の詩を読んでくださいね~

 

 紀伊国屋書店梅田本店の仕入責任者の方からお電話があり、お会いできることになりました。電話でも少しご説明したのですが、僕の詩集がなぜ売れているのか、どういう経緯なのか、というご質問でした。99.9%間違いなく日本一小さな出版社である子ども出版は、僕の本だけを出版するパーソナル出版社です。そんなところから出す本、しかも売れないと言われる詩集なのに、なぜ売れるのか、という当然の疑問にお答えするのは容易ではありません。約1時間の話の中で、僕が「小さな奇跡みたいなものですね」と言ったら、「そうですね」と言われました。実は、子ども出版は6月20日で丸4年になりました。4年前の今頃は、ノア社からA5判ハードカバー2000円で出していた『詩集・愛することと優しさについて』を絶版にし、子ども出版からB6判ソフトカバー1000円の『愛することと優しさについて』<携帯版>として出す作業をしていました。その記念すべき“子ども出版の第1作目”は、4年前の7月28日にやっと手元の届いたのです。ですから、4年前の6月にはただ1作も、子ども出版からは出ていなかったのです。それから丸4年で、子ども出版から6作の詩集を出しました。1作目はスタイルの変更のよる出版でしたが、その後の5作はもちろんすべてオリジナルの新作です。本として仕上げる作業を手伝ってくださった方に協力していただきながら、僕の持てる力をすべて出しての6作品です。でも、一所懸命頑張って作っても、コネもないし、宣伝もできない本はまず売れません。それなのに静かに売れ続けることがあるのが、小さな奇跡なのだと思います。しかし、小さな奇跡も何もないところには起こりません。では、何があるのでしょうか。それをお話ししていたら、たぶん1冊の本になりますが、そんな本は書かないと思います。ただ、僕の全6作品を読んでいただけたら、きっと何かを感じ取っていただけるはずです。ぜひ、買うなり、図書館で借りるなりして、全6作品をお読みください。最後になりますが、紀伊国屋書店梅田本店さんでは、現在僕の全6作品を用意していただいています。新刊話題の本コーナーや詩集コーナーをご覧ください。無いときは、詩集担当の方にお尋ねください。

 

前月   翌月

お問い合わせ

書籍に関するお問い合わせ、髙木いさおさんへの講演等のご依頼は下記までお願いします。

TEL&FAX:072-848-2341

メールはこちら