新しい自転車を買いました。前のはパナソニック製で12年くらい前に買ったものです。昨年の秋に、購入した自転車屋さんで空気を入れてもらっていた時、「この自転車も長いねえ。普通は10年くらいだけど、これは12年くらいになるねえ。」と言われました。僕はその折、「今度、具合が悪くなったら買い替えますね。」と答えておいたのです。それから約半年が過ぎて、ブレーキの調子が悪くなってきたので見てもらったら、「もう本体が古くなったから……」と言われました。で、買い替えました。55歳という年齢も考えて、3段変速ギア付きをと思っていたのですが、「今までギア無しで平気なら、故障も少ないからギア無しにしたらいいよ。」と言われたので、ギア無しのブリジストン製にしました。また10年以上は使うつもりなので、店主にそう話したら、「前の自転車を買った頃の丈夫さを求めるなら、今はワンランク上の値段になるよ!」と言われ、ワンランク上の値段のものに決めたのです。ところがいろいろあって、ツーランク上の自転車が届き、いろいろあって、ワンランク上の値段にしてもらいました。そのメタリックシルバーの自転車に乗りながら、前のより丈夫そうだから、もしかしたらこれが最後の自転車になるかも知れないなあ、と思ったりしています。
今年の8月6日発行の詩集『らぶそんぐ』は、東京の印刷・製本会社で作っていただくことになりました。5月6月と約2ヶ月で本を仕上げます。その間の3回校正が終了するまでは気を抜けないのです。最後の最後まで、より良い詩、より良い詩集にするための努力をし続けます。ここで気を抜くと、95点の詩集が85点の詩集になってしまうのです。僕はいつも、100点満点の95点を目標にして頑張っています。なぜ100点を目指さないのか、と言われたら困るのですが、経済的なことなどの制約もあり100点を目標にはできません。でも、95点はクリアすべく、本当に心身をすり減らして頑張っています。今のところ作業は順調で、『らぶそんぐ』はすごく素的な詩集になりそうです。今までの詩にはなかった書き方をしたので、“高木いさおの詩の世界”をグッと広げる詩集になっています。発行日は8月6日ですが、発売は7月7日頃になる予定です。読者の皆さんのご予約を期待しています。「子ども出版から7月7日頃に発売される、高木いさおの『らぶそんぐ』というタイトルの1000円+税の詩集を○冊予約します。」と、書店で言ってくださいね。できたらこの通りメモを書いて、すぐに書店へ行ってください。よろしくお願いします。
1冊の詩集が出来上がることはすごく嬉しいことです。『らぶそんぐ』がもうすぐ手に取れるので、すごく嬉しいことを6回も味わうことになります。しかし、その大きな喜びの前には、本当に心身をすり減らす期間が必要でした。そんな繰り返しの中で、慢性的な疲れが心身にたまっています。そこで、『らぶそんぐ』が出来上がったら、しばらく本作りは休んで休養しようと思っています。6冊の詩集には、合計428篇の詩が入っています。それらの詩を、もっともっと沢山の人々に届けたいと思っているので、本作りを休んでいる間に、沢山の読者の皆さんとお会いできたらと思っています。その読者の皆さんと一緒に、その方の周りの人々へ詩を広げていけたらいいなあ、と考えているのです。僕の詩が大好きな読者の皆さん、ぜひ、『らぶそんぐ』を読み終えたら子ども出版までご連絡ください。「詩を広げたいのですが……」と。