『らぶそんぐ』のために183篇の詩を用意し、その中からいろいろ考えて110篇を選びました。当初は写真詩集にするつもりでしたが、カバーに1カットの写真を使うだけになりました。『らぶそんぐ』用にと、沢山の写真を撮りましたが、いつか何かで使えたらと思っています。スタイルはいつも通りのB6判ソフトカバーで定価は1000円+税となります。それにしても110篇です。小さな詩集ですが中身ギッシリです。実は、肉体的にも精神的にもすごく疲れたので、詩集を出すのはしばらく休むつもりです。小学校の頃から詩を書き始め、47年以上になります。書いた詩は1500から2000篇くらいだと思いますが、出版された詩は『らぶそんぐ』の110篇を合わせて428篇になりました。前にも月記で書いたと思いますが、初出版の『詩集・愛することと優しさについて』を出した時には、これが一生に出す一冊の本かも知れない、と思いました。しかし、その本がよく売れたので、3冊は詩集を出して、366篇の1日1篇詩集を最後にまとめて出せたらいいなあ、と思うようになりました。ところがもう、428篇になりました。一生分の仕事をしてしまったのかも知れません。どうりで疲れているはずです。ということでしばらく休養しようと思っています。どんな休養になるかは未定ですが、のんびりしないと早死にしそうなので、のんびり楽しくをモットーに過ごすつもりです。
『らぶそんぐ』は6作目の本です。何年か前に、一生に10冊の本を出したいが、少なくとも6冊は出したい、と思ったのです。だから希望最低線は超えたので、これで最後になってもいい、というくらいの思いもあります。そういう気もあったので、最後の作品になってもいいくらいの内容のものを作ろう、と精一杯の努力をして詩を編みました。その結果、今まで読んでいただいた詩とは少し違う、高木いさおの詩の世界を少し広げてくれる詩集になりました。どこが広がったのかは、実際に読んでからのお楽しみとさせていただきます。それにしても『らぶそんぐ』は面白い詩集です。書いた僕が読んでも面白いから、読者の皆さんの感動は保証します。と言っても、感動しなくても返金はしませんが。でも本当に面白い詩集ですから、この夏をお楽しみに!