昨年の8月初め、『愛することと優しさについて その2』の発売に合わせ、紀伊国屋書店京橋店で「高木いさおフェア」が始まりました。8月末までの1ヶ月間の予定でした。ところが、9月4日に京橋店からFAXが届き、「好調なのでしばらく延長します」と言っていただきました。あれから1年が過ぎました。〔今月末で終わるかも……〕と思い続けたフェアですが、この10月に入っても続行中です。15ヶ月目に入りました。書籍の世界で、売れ数については記録が残っていますが、フェアの期間の長さの記録は残っていないと思います。フェアには、テーマに沿った合同フェアと受賞記念とか追悼の個人フェアの2種類だと思いますが、僕の場合は、京橋店でよく売れている『愛することと優しさについて』の続編の発売なので、子ども出版からフェア開催を書店さんにお願いしたのです。合同フェアでも15ヶ月間というのは無いと思います。まして個人フェアでは3ヶ月間くらいが限度だと思うのです。ということで、僕は個人的に発表することにします。個人フェアの期間部門の日本最長記録を更新中である、と。読者の皆さんにお願いです。こんな記録についての情報があればお教えください。また、日本最長記録更新に参加する意味で、京橋店で僕の詩集を買ってください。よろしくね。
脳のCTスキャンを初体験しました。少年の頃から頭痛持ちでしたが、この春からの頭痛は感じが違っているし、頻度も毎日何度もと言うか、ずっとという具合だったのです。それまでに何度も家族から病院へ行くように言われていたのですが、結果が怖いので行かないでいました。しかし、もう放っておけないくらいの頭痛なので、近くの市民病院に行きました。結果は、脳に異常はなく、眼の疲れとストレスが原因だろうということでした。実は、最悪の結果を想定していろいろ考えていました。でも考えたことは無駄ではなく、また時間のある時にきちんと書面にしておこうと思っています。まだ書きたい気持ちがあるので、本当に助かった気分です。
『雲のある風景』のカバー写真の日付、10月21日は僕の結婚記念日です。と同時に国際反戦デーでもあります。燃える空に2つの意味を感じながらシャッターを切ったのを覚えています。京阪御殿山の駅ホームから撮りました。1998年のその日は、結婚20周年当日でした。前日、家族で京都のホテルで1泊しての帰途でした。そして今年は、結婚30周年になります。息子のサークル合宿に合わせて、1ヶ月早い記念旅行に行きました。今回は添人と2人きりです。大阪のホテルで2連泊しました。食べたり飲んだりプールに入ったりの2泊3日でした。僕の予定では、50周年は難しいのですが、40周年は大丈夫です。気の早い僕は、もう40周年旅行について考えだしています。
この夏の新刊『子ども大好き!! 四つの力を育てよう』は、2000円+税で2100円になります。少し前の月記に書きましたが、この価格が高いとは思っていません。僕の初めての詩集はノア社から出していただいた『詩集 愛することと優しさについて』(絶版です)という本です。これも税込2100円でした。他者のことは分かりませんが、僕の詩集はA・B2クラスの詩で編まれています。Bクラスは佳作です。〔いい詩だなあ〕という感じでしょうか。Aクラスは秀作か傑作。感動作と言い換えられるものです。僕は初めての詩集の原稿をじっくり読み、Aクラスが何篇あるかを数えました。37篇でした。実は、その詩集の編集を手伝ってくれた人も同様に数えたら、37篇でした。〔100円×37篇で3700円払ってもいい本だなあ〕と思いました。なぜ感動作が1篇100円なのかはきちんと説明できません。何となく、〔感動作なら100円出してもいいだろう〕と思うのです。で、今回の新刊です。Aクラスが64篇ありました。買ってくださった皆さんも一度数えてみてくださいね。本の価格を内容で決めるのって面白いですよ。しかし、新刊は税込2100円です。64篇もの感動できる詩が入っていて2100円です。著者が言うのは何ですが、この本は“21世紀の100冊”に入る内容を持っていると思っています。21世紀の100冊だから2100円になったのかも知れません。
以前、A6判の手作り冊子の抜粋版を子ども出版から出していました。書店などで無料でお渡ししていたものです。『愛することと優しさについて』<携帯版>から選んだ7篇の詩が入っていました。作るのに手間がかかることと、もう高木いさおの詩というものがある程度認知されただろう、という2つの理由で作るのをやめました。しかし、新刊『子ども大好き!! 四つの力を育てよう』を出してみて、〔高木いさおの詩の世界が形になったなあ〕と思った途端、前のように、詩集を売るための宣伝ということではなく、〔高木いさおの詩の世界を、もっともっと多くの方に知ってもらいたい!〕と思ったのです。僕の詩の世界を知り、共感していただけたら、子どもの幸せ、すべての人の幸せについて考えてもらえると思ったのです。そこで、ベスト詩集である新刊から13篇を選び、『高木いさおの詩の世界』という抜粋版を作りました。子育て・教育でまとめた6篇の①と、人生哲学でまとめた7篇の②があります。書店や他者からもらったら、じっくり読んでみてください。そして共感していただけたら、どこかでコピーをして、周りの方々に手渡してください。高齢の方に渡すときは拡大コピーがいいと思いますよ。もし書店で、詩集はあるのに抜粋版がなかったら、担当の方に「高木いさおの詩の世界というA4判両面印刷の抜粋版がほしいのですが……」とお願いしてみてください。親切な書店員さんなら、子ども出版に連絡くださると思います。また、書店が近くになかったり、急いで抜粋版がほしい方は、子ども出版までご請求ください。ただし、申し訳ありませんが、あて名を書いて切手を貼った返信用封筒をお送りください。感動作13篇で編まれた新しい抜粋版をすぐにお送りしますから。