某日> 七夕の日の毎日新聞夕刊に僕の記事が載った。2日前に取材されたときは、『愛することと優しさについて その2』の最初の詩で書いた“自傷行為”についての記事になるということだったが、記事の内容が変更になり、美作高校での「詩のリレー、いのちのリレー」が取り上げられた。この高校では、1年入学時に『愛することと優しさについて』、2年進級時に『雲のある風景』が1年間貸与され、自宅に持ち帰り、何かの折に詩集を読み返していただく、という取り組みをしていただいている。生徒さんたちの感想なども分かる素的な記事だったが、1篇の詩も載せていただけなかったのは残念だった。
某日> 小学生時代の恩師の古希のお祝いに、河内長野市まで出かけた。駅まで車で送迎していただいたり、お手製の祭り寿司などの昼食をいただいたり、心温まる対応をしていただいた。後日お手紙が届き、その中に「すばらしい詩人が教え子であることに誇りを覚えます」の一文を拝見した時には、思わず泣いてしまいました。いつまでもお元気で、僕の新しい詩を読み続けていただきたいと願っています。
某日> 昨年の7月末に、紀伊國屋書店梅田本店の方から、「3作目の『雲のある風景』は平置きできないかも知れません」と言われた。小さな出版社の本を3作も平置きで並べるのは無理なんだろう、と残念だがあきらめていた。ところが、『雲のある風景』も平置きで並べていただけた。そしてこの8月6日に出る『愛することと優しさについて その2』も平置きしていただけそうだ。この3年8ヶ月の間に5冊の本を出版した。最初の本は絶版したので、現在4冊の本が出ている。そのすべて4冊が、紀伊国屋書店梅田本店で平置きで並べていただけるのは、書店のご好意があるとしても、読者の皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございます。
某日> また紀伊国屋書店の話。たぶん梅田本店や高槻店などでも同様だと思うが、京橋店では、2年連続で『愛することと優しさについて』が、詩集部門での年間売数第1位になった。だから続編の『愛することと優しさについて その2』の発売と合わせて、8月6日から31日までの約1ヶ月間、京橋店で「高木いさおフェア」を開催していただくことに決まった。「一番目立つ所でしますヨ!」と書店の方から言っていただいた。紀伊国屋書店京橋店は、京阪電車京橋ホームの下、すなわち京阪モールの2階にあります。近くへ行かれたら、ぜひのぞいてみてください。